読書の秋、ファミレスのドリンクバーで粘る秋
こんにちは、びしょ〜じょです。最近は死んでます。
1. はじめに
読書の秋! ということでもないんですが、にわかに活字を読むようになってきて、今月は暇だった(暇ではない)ので4冊読んだ。 個人的に1ヶ月で4冊の小説を読破するのはだいぶペースが早い方なので、早い方です。 毎回近所のファミレスのドリンクバーで何時間も粘って読んだので知識と度胸が上がりました。
ガンガンネタバレを書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
2. 女學生奇譚
『女學生奇譚』を読んだ。表紙とタイトルだけで買ったけどとても面白かった。三文記事のネタを追っているはずが思わぬ方向に進んでいくあたりに『カルト』的な驚きがある。終わり方も『カルト』っぽいし。あと鎌倉が出てきてやっぱり優勝してしまった。好きな要素が大量にあってとても満足した。
— びしょ〜じょ (@Nymphium) November 2, 2016
先月終わりにアキパパラでふらふらと本屋を回っていたところ、表紙とタイトルだけで購入した。
フリーライターの八坂くんが、オカルト雑誌の編集長からとんでもない話を振られる。 "この本を読んではいけない……"から始まる警告文、疾走した兄。 相棒のカメラマン篠宮さん、その企画を持ち込んできた張本人のあやめさんとともに依頼を追っていく…という話。
'本'を読んでいくうちに、また依頼人のあやめとの会話を続けていくうちに八坂と篠宮は違和感を覚えていく。 そして、'本'に描かれていた料理や着物が現実世界に突然現れることで違和感は確信に変わっていく。
本の内容を読んでいくうちに明らかになっていく過去の事件、八坂くんの"恐怖を感じない"という体質、明らかになる陰謀、鎌倉の屋敷など好きな要素がいっぱいあって最高。 警告文も本を開いて初っ端に書かれており、オッとなる。また'本'の内容を引用する部分もフォントが変わっていて雰囲気を出していた。ただ漢字のフォントは変わってなかったので微妙に残念。
話の二面性や、オチのあたりはまさに『カルト』なんですね、
本も読んで、『カルト』もぜひ観てね。
3. 少女病
『少女病』を読んだ。百合でもミステリーでもサスペンスでもアクションでもない、ジャンルとしては何なんだ、を読んだのはだいぶ久しぶりな気がする。'女'として4人の視点それぞれから近い世界を見ていくというもので、まぁ面白かった。かしましい姉妹すき…。
— びしょ〜じょ (@Nymphium) November 13, 2016
守谷二郎の隣のブッコフに行ったときに表紙とタイトルで買った。 中古の帯なしを買ったので、タイトルだけからミステリーモノかと勝手に思ったけどそんなことなかった。
パンクな母、町屋織子と織子に振り回される種違いの3人姉妹の日常を描いた話。 各章が娘各人にフォーカスしたものとなっており、それぞれの父親との思い出やそれを照らし合わせた今について語っている。 何につけても変人の少女小説作家である母が引っ掻き回してくるため、娘は辟易しながらも日常を楽しんでいく。 最後は織子の話となっており、過去や娘のこと、今や今後などについて綴られる。
登場人物が軒並み変人だが、変人が好きなのでなかなかおもしろかった。 またかしまし姉妹が好きなんですねぇ、はい、なので良かった。 姉妹間でじゃれあったり喧嘩したり、心の変化を察してあげたり、いいですね。
4. ビブリア古書堂の事件手帖 2巻
『ビブリア古書堂の事件手帖』2巻を読んだ。顔が瓜二つの母子は最高。
— びしょ〜じょ (@Nymphium) November 16, 2016
1巻はタダで貰ったので読んだ。読んだら面白かったので2巻を上記のブコフで同時に買った。
2巻では、ナントカ君の妹とか、五浦君の元カノとかが出てきてス〜ッとなる。 そしてなんといっても篠川さんの母親の話ですね。 篠川さんに瓜二つの女性!! しかし描かれたのは過去!! 実は顔がよく似た母親!!!! これはもう『殻ノ少女』なんですよねぇ…。 なんでも心を強く打たれた作品の定数倍にしてしまうのはおたくの悪い癖ですね。 とはいえお母さんは絵に埋め込まれたわけではなく失踪中のようです。 普段は冷静なヒトの激情が現れる瞬間はなんとも言い難い緊張があって良い。
ところで鎌倉文学館では現在『ビブリア古書堂の事件手帖』に関連したイベントやっとりますんで、ボクは12月頭あたりにいこうかな。 ハァ〜〜〜鎌倉に実家あるやつ何なんだ、なぁ、俺だって鎌倉に住みたいし骨だって埋めてぇよ……。
5. Friends
『Friends』を読んだ。買って1年近く積んでたのでスッキリした。良い。
— びしょ〜じょ (@Nymphium) November 17, 2016
今野緒雪先生のさぁ、お前さぁ予約注文したのに、ということで今更読んだ。 ゆったりとした主人公の語り口で紡がれていく…は〜〜ここ最近で一番スッキリしたのでこれはぜひ読んでほしいな……!!
6. おわりに
ところで来週11/26はMoonScript唯一の日本人コントリビューターSatoru Kawahara a.k.a. Nymphiumさんの誕生日ですのでぜひコントリビュートしましょう。 プロテインが一番嬉しいです。
tsukuba.luaまだいけますんでよろしくお願いします。 適当な教室借りるのでまぁ、80人手前くらいは入れるんで、いやそんなに来ないと思うけど、はい。
最適化器のほうはlulpegをコンパイルしたVM実行形式が通るようになりました。
RETURN
とかTAILCALL
などの、R(A)
から使われているレジスター残り全部を使う、みたいなやつがうまくできてなくて厳しかった。lopcodes.hに命令に関する数少ない資料が書かれており、助かりました💢
これを機にLua VMバイトコード形式や命令のドキュメントが作られると嬉しいです
追伸
そういえば「10月は毎週焼肉食ったるわ」みたいなことを言ってました。 BBQやしゃぶしゃぶを含めると完遂しました。 確かに毎週焼肉を食べると気分がいいんですが、やっぱりヒトは米を炊くだけでは生活したくなくなるんですね。 で、結局焼肉にお金を最多分の生活費を節約できず、厳しい財政です。 でも焼肉は美味しかったというのは事実なので、みなさんも毎週焼肉チャレンジやってみてください。